この話は、私が小学生だった当時に住んでいた
地元の都市伝説です。

今はもう無くなってしまいましたが、
近所に四ツ谷というタバコ屋がありました。

その四ツ谷のと赤いポストの間にある路地裏
ある特定の条件の日に入っていくと
血まみれの白いワンピースを着た女の人に
連れ去られる
というものです。

どこに連れ去られるかは誰も知りません。

ある特定の条件とは、
雨が降っている深夜の2時45分ちょうどに
赤いポストに触れてすぐに路地裏に入る
というものです。

私は、怖くて結局行くことはありませんでしたが、
オカルト好きの友人の話によると、
前述の条件下で例の路地裏に入ると歩き出して
10数秒経つと後ろからヒタヒタと歩いてついてくる足音が
聞こえてくる
そうです。

そしてさらにそこで立ち止まると肩が急に重くなり
冷たい空気が後ろから吹くそうです。

そして若い女性の泣き声が聞こえてきます。

そこで思わず振り返ってしまうと血まみれの女性が立っていて、
ニヤリと笑い「振り返ったな」と低い声で話し、
そのままどこかに連れて行かれる
そうです。

友人は怖くなってそのまま振り返ることなく
猛ダッシュで県道に通じる道まで走って路地裏を抜けたそうですが、
女性の泣き声までは聞いたそうです。

また、他のクラスのある生徒は四ツ谷の路地裏
興味本意で入り背面カメラで動画を撮影したところ
不気味に微笑む女性の顔が写っており、後日行方不明になり、
今も消息がわかっていないそうです。

一説によるとこの女性は、
当時15年前に路地から道路に出るところでひき逃げにあい
亡くなった女性が地縛霊として、生きている人間を
道連れにしている
と言われています。