津山事件とは、映画『八つ墓村』のモデルにもなった
岡山県津山市の33人殺し事件です。
犯人である都井睦雄は19歳で結核と診断され、
村の中で疎外され村八分となった腹いせに、
自分の祖母をはじめ近隣の住民を斧や日本刀、
猟銃などで惨殺したというものです。
犯人の都井睦雄は頭に日本の懐中電灯を
タオルで角のように縛り凶行に及んだということです。
そして最後は自殺しました。
彼は決して精神異常ではなかったそうです。
当時の不治の病である結核にかかったことから、
近隣の住人達に疎外され、関係をもった女性までのも関係を絶たれ、
そして村八分状態になり、どうせ死ぬのなら道連れにしてしまえとばかりに
33人も惨殺したのです。
この事件は当時の村110人ほどの人口の3分の一を殺害しています。
今に置き換えると町内会くらいの人数です。
実際町内会でも、問題を持つ人や、町内会に従わない人、
トラブルメーカーのような人はいると思います。
このような人達がもし凶行に及んだら
このような虐殺事件になりうるのです。
自分達の身近なところでも起こりうる事件といっても過言ではない
この『津山事件』考えただけで怖くなります。
もし深夜に襲ってきたらとか思い出すと
やっぱり戸締りを確認したりします。
実際私の住む県の田舎で似たような事件がありました。
原因は近所トラブルです。
向かいの家の住人が猟銃で家族全員撃ち殺しました。
このような事件のことを考えると
近所とは何があっても当たり障りの無い付き合いが重要だと思います。
無視してもいけない、深入りしてもいけない。
トラブルが発生しそうなら
我慢してこちらが折れるくらいの行動が必要です。
他人の考えは決して理解できません。
最近私はこのように考えるようになりました。
2019年10月18日 at 2:05 PM
1938年(昭和13年)5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重(今の津山市加茂町行重)の集落で発生した大量殺人事件。
犯人の都井睦雄は自分の住んでいた村の村民を日本刀や猟銃を使い約2時間のうちに次々に殺してまわりその後自殺した。その時に殺害した人数は30名に上りこれは国内犯罪史上最多の大量殺人である。
結核を患い徴兵検査も不合格となり、どん底に落ちた都井は異常な性欲を発現し村の女たちに無理やり行為を迫るなどをして村では完全に孤立していた。
そして都井は事件当日の夕方に村の送電線と電話線を切断し、夜が深くなったころにいよいよ大量殺戮を始めた。まずは眠っている祖母の首を切り落とし、そして学生服を着て頭には懐中電灯をハチマキで括り付け、右手に日本刀、左手に猟銃を持ち家を出た。手始めに隣家の老婆と娘を日本刀で刺殺し、その後も次々と家に侵入し躊躇なく老人や女子供も見境なく殺してまわった。顔には大量の返り血を浴び狂気に歪んでおりまるで鬼のようだったと言われている。
この事件の恐ろしさは、岡山にある小さな集落で都井自身とも関わりも深かったであろう村人たちを何の躊躇もなく、しかも自分の悪口なども事情も知らないような子供でさえも殺したことにある。しかし、彼がこの犯行直後に書いた遺書には「病気四年間の社会の冷淡、圧迫にはまことに泣いた、社会も少しも身寄りのない結核患者に同情すべきだ」と書かれておりこの事件の背景には結核患者(都井)に対する社会(村人たち)の冷たい目があったのだろうと想像でき、むしろこの方が恐ろしくも感じる。