私の地元である栃木県下都賀郡壬生町の
古い言い伝え
なのですが、
この地区に散らばった七つの石を見つけると、願いごとが叶う
というものがあります。

なんだかすごく有名な少年マンガの
パクリみたいな話なのですが、私が生まれる前から、
そしてその少年マンガが始まる前からその言い伝えはあるので、
やはりそれは古くからある伝説なのだと思います。

なんていったって、その地区の名前が「七ツ石」。
その伝説から取られたものなのですから。

古いその伝承によると、空から大きな石が降ってきて、
それが七つに割れて各所に落ちていったから、
「七ツ石」となった
のだとか。

それがいつしかどこからか、
その割れた七つの石を見つけると、願いごとが叶う」と
言われるようになっていったそうです。

そして誰しも小さな頃はやると思いますが、
その地区に住んでいる私の友達が、
小学生くらいのときに冒険がてら、
その七つの石を探したことがありました。

けれど、全部は見つかりませんでした。

六つ目までは見つけたのですが、
最後のひとつが見つからなかったそうです。

友達はそこら中を探し回ったり、図書館で本を見たりしましたが、
結局七つ目の石の場所はわかりませんでした。

けれど、それでよかったとも思うのです。

「七ツ石の伝説」には願いが叶う、
の他にもうひとつの言い伝え
があります。

それは、「七つの石を見つけた者は、呪われて死ぬ」というものです。

だからその話を聞いたとき、
私は友達が七つ目の石を見つけられなかったことを、
残念だと思うと同時に、ほっとしたというのもありました。

古い古い伝承のようなので、
どちらが正しいのかは結局わからないのですが。
しかしもし、叶えたい願い事があるなら私の地元へどうぞ。

死ぬことを覚悟してもその七つ目の石を見つけられるなら、
それはきっと、最後の石への入り口となるかもしれません。