私がこれまでに起きた日本の事件の中で怖いと思ったのは、
オウム真理教が引き起こした事件です。

オウム真理教が起こした事件と言えば、
弁護士一家殺害松本サリン事件等、
数多くの事件を起こし、日本を震え上がらせました。

中でも地下鉄サリン事件
当時中学生だった私に衝撃を与えました。

地下鉄サリン事件とは名前の通り、
地下鉄でサリンが撒かれた事件で、
東京メトロの丸ノ内線、日比谷線、千代田線で発生しました。

事件が起きた日は3月20日、
時間はラッシュアワーのピーク午前8時頃で、
明らかに大人数を狙った犯罪でした。

死亡者が13人、負傷者は約6300人と膨大な数の被害者を出しました。
当時のマスメディアはこの事件一色となっていました。

この事件の怖いところは、
世界初のサリンという化学兵器が使用されたテロ事件となり、
日本のみならず全世界に衝撃を与えたことです。

これまでテロ事件というのは治安が安定していない地域の出来事で、
別世界のような話でした。

それが世界初というテロ事件を起こす人物、
団体が日本に存在していたこと、これも怖い理由の一つです。

また、このような事件を起こしたオウム真理教の信者達が
高学歴だった
事にも怖さを感じました。

信者達は教祖である麻原彰晃という人物に洗脳されていたが、
そもそもなぜ一見怪しそうな宗教団体に加わろうとしたのか、
平凡な頭脳の私には理解出来ませんでした。

当時の日本は世界で一番安全な国
安全神話”と呼ばれた事もありました。

しかし地下鉄サリン事件は“安全神話”を崩壊させ、
日本人の安全に対する意識を確実に変えた事件になりました。