北海道の稚内にある龍神沼には
地元民の間で底なし沼と言われている曰く付きの沼です。

昭和40年代頃に複数の僧侶が
沼の周りを回りながら念仏を唱えていると
沼の中より龍のような生き物が姿を現したとの伝説が残っており、
沼の名前にも由来しております。

また龍神沼は底なし
稚内より30kmあまり離れた利尻島の姫沼に繋がっている
住民達は信じて疑いません。

そんな恐れ多い底なし沼ですが、
その名を全国に知らしめる出来事がありました。

フジテレビ系列で放送されていた
人気番組「トリビアの泉」のコーナーにおいて
底なし沼は本当に底が無いのか」という視聴者からの投稿元に
龍神沼で水深を特定する実験を行う事になったのです。

特定には町内あげての協力となり
地元のテレビ局まで取材に同行すると言う
盛大な物になり中には水深は30mはあるといって疑わない住民も。

住民達の熱い視線が注がれる中、
沼の上空にヘリコプターがやってきて
巨大なメジャーが着いた槍型のポールをヘリコプターから落下させます。

沼の中心部に突き刺さるポール。

調査員が沼に刺さったボールの長さを図ると・・・
その結果は「2m47cm!

調査員の声がヘリコプターの音とともに響き渡ります。
見事に住民の予想を裏切る結果となり調査は終了。

住民の顔に落胆の表情が陰ります・・・。

地元民にとっては残念な結果となりましたが、
龍神沼はパワースポットにもなっており
実際沼へ行ってみると神聖なパワーをもらえるような気持ちにさせてくれます。

沼という暗い雰囲気は無く
沼の際に立つ鳥居の向こうには
利尻島を望む事が出来る絶景スポットとなっています。