冬の北海道で、女性が汽車にひかれ
上半身と下半身が分断されてしまった。

しかし寒さで血管が縮小し一時的に出血が停止してしまい、
数時間もがき苦しみながら死んでいった。

この話を聞いた者は3日以内に
下半身のない女性が出て来る夢を見るという。

その女性は事故後何故か下半身が見つからず、
死んでもなお自分の下半身を探し求めているからだ。

女性は上半身だけにもかかわらず移動スピードがとてつもなく早く、
追い払う呪文を唱えないとつかまってしまり恐ろしい目に合うとされている。

これがテケテケと呼ばれる
北海道旭川方面で起きた実際の踏切事故の怪談ですが、
実はこの話のほかにもう一つテケテケにはパターンが存在する。

真冬の北海道で汽車にはねられ上半身と下半身に分断された女性は
血管縮小により即死できず、ホームにいる乗客に必死に助けを求めた。

しかしそれを見ていたたまれなくなった駅員が
無情にも女性にブルーシートをかぶせてしまう。

女性はもがき苦しみ、
自分を助けてくれなかった人たちを呪いながら死んでいった

前者単に行方不明の下半身を探しているだけなのだが、
後者の場合は自分を助けてくれなかった人に対する憎悪から
人間の惨殺を目的としているため夢の中とはいえ
つかまってしまえば恐ろしい目に合うだけでは済まされないだろう。

テケテケは語る人により被害者が女性だったり女子高生だったり
サラリーマンだったりとさまざまで、事故原因も単なる事故か
自殺かでストーリーが枝分かれしている。

共通しているのは、電車の事故の被害者であることと
この話を聞いた人のもとにはテケテケが現れる。と言うことである。