2001年3月6日の13時42分、
場所は北海道室蘭市の繁華街。

人で賑わう繁華街のバス停で降りた女子高生は、
人の目に触れることなくその場所で消息を断つことになります。

世間の注目を集めた事もあり、
事件当時には1000件以上の情報が提供され、
多くの人員が投入されましたが彼女の消息は不明のままで、
今も室蘭警察の刑事一課「行方不明者に関する情報提供のお願い」で、
彼女の情報提供を呼びかけています。

11:30・自宅からバイト先に「13:00過ぎにそちらへ」と電話
12:25・自宅最寄りのバス停からバスに乗車
13:03・バイト先を通り過ぎて、ショッピングセンターで下車。
ショッピングセンターの監視カメラで彼女の姿が確認される。

13:30・ショッピングセンターで同級生ふたりとすれ違い、
軽い挨拶をしたのが最後の目撃情報になる。

13:31・ショッピングセンター近くのバス停からバスに乗り込む
13:42・交際中の男性から電話が入り、「いま下についた」
(下は繁華街の通称)と発言。彼女が降りたバス停からバイト先までは20mの距離。

同日の夕方・携帯の電源が切れた状態になる。

女子高生の行動は監視カメラやバスの定期券の履歴に残り、
彼女の位置は使用していたPHSの電波で追跡されていましたが。

失踪後の足取りは機械の監視をくぐり抜け、
バイト先が目前の人目がある場所で、
自宅を出て一時間と少しで彼女は姿を消してしまいます。

バイト先に向かうと言って出発したのに、
約束の時間にはバイト先を通り過ぎ、
ショッピングセンターにいる不可解な行動

バイト先のビルのオーナーがバイト先の店長で、
ビルには空室があったことを警察は知らなかった。

疑問や謎が解明されないまま、
今も時間だけが過ぎ去っていきます。

この事件の怖さは、
失踪前は時間単位で正確に追跡できるのに、
失踪後の足取りは全くわからなくなる事だと思います。