子供の頃に遊んだ懐かしい遊び。あの無邪気な時間も、時代が移れば記憶の隅に追いやられるもんや。でも、中にはただ忘れられただけじゃなく、妙な噂と共に消えた遊びがある。ルールは簡単やのに、どこか不気味な影を落とすゲームや儀式たち。ここでは、そんな消えた遊びとその裏の恐怖を追って、過去の遊び場に潜む謎に迫ってみるで。
ひとりかくれんぼと人形の呪い
ネット時代に話題になった「ひとりかくれんぼ」。一人で人形とかくれんぼする遊びやけど、その裏に怖い話が絡んでるんや。起源は定かじゃないけど、2000年代初頭のオカルト掲示板で広まったって言われてる。2ちゃんねるとかで「やってみた」スレがバズって、一気に有名になった。
ルールと怪奇な結末
やり方はこうや。夜中に人形に綿を抜いて米を詰め、自分の爪を入れて赤い糸で縫う。それを風呂場に隠して、電気を消してかくれんぼ開始。人形が「見つけた」って動くのを待つらしい。伝承では、人形が本当に動き出して、隠れた人を追い詰めたって話がある。ある投稿者は、終わった後に家中で怪音が止まらんくなったとか。オカルト好きの間じゃ、人形に魂が宿るって噂が定着してる。ちなみに、人形に名前つけるのがルールやけど、適当につけたら余計ヤバいって話もあるし、終わりに塩水で清めるのも忘れたらあかんらしいな。
こっくりさんと机の霊
日本で昔からある「こっくりさん」。学校で友達とやる定番やったけど、今じゃ廃れてきた遊びや。その裏には妙な噂が付きまとってる。史実ベースでは、明治時代に西洋の降霊術が伝わって日本風にアレンジされたって記録がある。テーブルターニングってやつが元やね。
呼び覚ますもの
やり方は簡単。紙に文字書いて、10円玉を置いてみんなで指を乗せる。「こっくりさん来て」って呼びかけると、勝手に動いて質問に答える仕組みや。でも、呼び方が雑やったり、終わりに「帰ってください」を忘れると、霊が居座るって話がある。昭和の学校じゃ、机が夜中にガタガタ動いたとか、参加した子が急に熱出したって証言も残ってる。狐の霊って言われるけど、西洋由来やのに何で狐なんやろな。似た遊びで「エンジェルさん」ってのもあって、こっちは天使を呼ぶ設定やけど、やっぱり帰し忘れると不気味な気配が残るらしい。どっちも学校で禁止された時期あったみたいや。
影踏みと消えた足跡
昔の子供が外で遊んだ「影踏み」。夕暮れに影を踏んで遊ぶシンプルなゲームやけど、地方によっては不思議な噂が残ってる。明確な起源はないけど、江戸時代の遊びとして文献にちらっと出てくる。田舎の子供が夕方によくやってたらしい。
影に宿る何か
ルールは影を踏んだら逃げる、それだけ。でも、ある村の伝承じゃ、影を踏まれた子が次の日忽然と消えたって話がある。別の話では、踏んだ影が地面に残って、夜になると動き回ったとか。影って昔から魂と繋がってるって考えられてたから、踏むことで何かを怒らせたんやないかって囁かれた。夕陽が赤い日は特にヤバいってジンクスもあるし、影が伸びる時間帯やと余計不気味に感じる。単純な遊びやのに、こんな話聞くとちょっと怖なるな。
だるまさんがころんだと動く視線
誰もが知ってる「だるまさんがころんだ」。鬼が振り返る前に動かなければ勝ちって遊びやけど、これにも妙な裏話がある。起源ははっきりせんけど、江戸後期の子供の遊びが元やないかって言われてる。全国で似たルールの遊びがあったみたいや。
見えない鬼の目
普通は楽しい遊びやけど、ある地域じゃ、鬼が振り返っても誰も動いてないのに「見つけた」って声が聞こえたって伝説がある。別の話では、遊んだ夜に子供が「誰かに見られてる」って怯えたとか。だるまって名前がつくけど、実は達磨大師とは関係なくて、転ぶ動作から来てるらしい。鬼の視線がどこから来るんか、考えるとゾッとするな。夜にやると余計ヤバいって噂もあるし、暗くなると声が遠くから聞こえる気がするって話もある。
鏡の儀式と映る影
昔の少女たちが密かにやってた「鏡の儀式」。鏡に向かって呪文唱える遊びやけど、今じゃほとんど聞かなくなった。その裏に不気味な話が残ってる。起源は不明やけど、明治から大正にかけて流行ったって記録がある。女学校で流行った時期もあったとか。
鏡の中の訪問者
やり方は夜に鏡の前で特定の言葉を繰り返すだけ。すると、鏡に知らん顔が映るって話や。ある女学校じゃ、儀式した子が翌日から学校に来なくなったとか、鏡が勝手に曇ったって噂もある。西洋の「ブラッディ・メアリー」みたいやけど、日本じゃもっと地味に怖い話が多い。鏡って昔から異界への窓って言われてたから、何か呼び寄せたんやろか。呪文は地域でバラバラやけど、適当にやると逆効果って話もあるし、鏡の置き場所にも気ぃつけなあかんらしい。
缶けりと夜の足音
昭和の子供が外で遊んだ「缶けり」。缶を蹴って隠れるシンプルな遊びやけど、妙な噂が残ってる。明確な起源はわからんけど、戦後の復興期に流行ったって言われてる。空き缶が手に入りやすかった時代やね。
闇に響く音
ルールは鬼が缶を守って、隠れた子が缶を蹴りに来る。見つかったら負けや。でも、ある町じゃ、缶を蹴った後に誰もいないのに足音が聞こえたって話がある。別の噂では、夜に遊んだ子が家に帰ると、見知らん影が窓から覗いてたとか。戦後の物資不足で空き缶使った遊びやったけど、缶に何か宿ったんやないかって囁かれた。缶蹴った音が妙に響く夜って、ちょっと怖いよな。暗い路地でやると余計不気味や。
お手玉と呪いの歌
昭和の女の子が遊んだ「お手玉」。豆袋を投げて遊ぶ素朴な遊びやけど、妙な噂が残ってる。起源は古くて、江戸時代から続いてたって記録がある。母親から子に伝わる遊びやった。
歌に潜む影
やり方はお手玉を手に持って、歌に合わせて投げる。リズムよく遊ぶのが基本や。でも、ある地域じゃ、特定の歌を歌うとお手玉が重くなって落とせんくなったって話がある。別の噂では、夜に遊んだ子が歌い終わった後に知らん声でハモられたとか。お手玉の歌って地方でいろんな歌詞があって、どれがヤバいんか分からんまま遊んでた子も多かったらしい。懐かしい遊びやのに、歌詞考えるとちょっと背筋が寒なるな。夜に窓際でやると気ぃつけなあかんって話もある。
遊びの裏に潜む闇を覗く
ひとりかくれんぼ、こっくりさん、影踏み、だるまさんがころんだ、鏡の儀式、缶けり、お手玉。どれも子供の遊びやのに、どこかで不思議な線を超えて恐怖に変わってる。この7つのゲームに共通するのは、単純なルールが逆に想像をかき立てることや。史実じゃ説明つかん部分が、人の心と闇が交錯する場所で伝説になったんやろ。
消えた遊びの裏側には、まだ知られん話が隠れてそうや。こんな噂、耳にしたらもう一度やってみたくなるかもしれんけど、ちょっと待てよって思う気持ちもある。昔の遊び場に残る影を追いかけたくなったら、古い本や地元の話を聞いてみるのもええ。そこには、懐かしさと一緒にゾクリとする何かが待ってるかもしれんよ。
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