東武東上線で人身事故が多いのはなぜ!? 都市伝説でも心霊現象でもない理由とは？

東武東上線での人身事故多発の理由に迫る

東武東上線が人身事故の多さで悪名高いことは、首都圏の鉄道ユーザーなら誰もが耳にしたことがあるでしょう。「また東上線か」と嘆く声は日常茶飯事。しかし、なぜこの路線だけが突出しているのか？山手線や中央線と比較しつつ、データと都市伝説、そして意外な視点からその謎を解き明かします。さらに、スマホ普及との関連や心霊的要素、ユーザーからの生の声や他路線利用者の引っ越し傾向についても探ってみました。

データで見る東武東上線の異常な事故率

まずは、東武東上線、山手線、中央線（快速）の人身事故を比較した表を見てみましょう。最新データが不足しているため、過去の記録と推定値を基に作成しました（2025年3月時点での推測値を含む）。

東武東上線

池袋から埼玉県寄居まで75kmを結ぶ路線。2020年に29件だった事故が、近年も30件前後で推移していると仮定すると、乗車数100万人あたり0.030件と突出。

山手線

乗車数は東上線の5倍以上ですが、事故は10件程度。事故率は0.0019件と極めて低い。

中央線（快速）

自殺の名所として知られ、事故は20件前後。事故率0.0064件で東上線の5分の1以下。

東上線の事故率は明らかに高い。乗車数が少ないのに事故が多いのは、単なる人口密度の問題では片付けられません。何か独特の要因が潜んでいるのでしょうか？

事故の共通点：性別、年代、時間帯、職業

東上線の事故にパターンがあるのか、過去の事例から推測してみます。

性別

男女比はほぼ均等。中央線では20代女性の自殺が目立ちますが、東上線では性別による偏りは少ない。

年代

10代の学生（特に女子高生や大学生）から30～60代の会社員まで幅広い。特に通学・通勤層が目立ちます。

時間帯

朝（7～9時）と夕方（17～19時）のラッシュ時に集中するが、昼間や深夜の踏切事故も多い。

職業

学生や会社員が大半。沿線の住宅地に住む通勤・通学者が主な利用者です。

共通点は「通勤・通学層が関与しやすい」「踏切での事故が多い」こと。しかし、これだけでは東上線の異常な事故率を説明しきれません。

スマホ普及と歩きスマホの影響

近年、スマホの普及が事故増加に拍車をかけている可能性があります。総務省によると、日本のスマホ普及率は2010年の9.7%から2023年には約90%に急上昇。特に東上線では、歩きスマホが原因とされる踏切事故が注目されています。

事例：東武練馬駅踏切事故

31歳女性が東武練馬駅近くの踏切で電車に撥ねられ死亡。警報音が鳴る中、スマホを操作しながら踏切内に立ち尽くし、遮断機の内外を誤認したとされます。

最近の事例

横浜のJR東海道線で類似の事故が発生（26歳男性がスマホ操作中に踏切内で死亡）。東上線でも同様のケースが散見されます。

スマホ普及前（2000年代初頭）と比べ、東上線の事故件数は増加傾向。2008年で25件だったのが、2020年には29件、2024年推定で30件と微増。スマホが「事故を引き寄せる新たな要因」として加わったと考えれば、納得感があります。

東武東上線ユーザーの声：リアルな感想

東上線を実際に利用する人々の声からは、路線に対する愛憎入り混じった意見が聞こえてきます。以下はネット上で見られる代表的な感想です。

ポジティブな声

「意外と遅延や事故は少ない」「6号車に乗ればどうにかなる」。一部ユーザーは、遅延が目立つイメージに反して「案外マシ」と感じています。

ネガティブな声

「月2回の人身事故と毎月1度の車両故障」「遅れない日はなし」「異常ボタンが3回押されるほど危険」「踏切無視や線路内立ち入りが日常茶飯事」。遅延や治安の悪さ、民度の低さを指摘する声が目立ちます。

アドバイス

「時間に余裕を持って動けない人はやめておけ」。頻繁な遅延に慣れるか、覚悟が必要との意見も。

ユーザーからは「便利だけどストレスも多い」という印象が強く、日常使いには忍耐が求められるようです。

他路線利用者の引っ越し傾向：東上線沿線は避けられる？

他路線を利用する人が引っ越し先として東上線沿線をどう見ているのか、具体的なデータは少ないものの、ネット上の意見や過去の調査から傾向を探ってみました。

避ける声

「東上線沿いはやめとけ。しょっちゅう止まる上に治安が悪い」。実際に住んだ人が「更新を待たずに出た」と語るように、遅延や環境への不満から敬遠するケースが散見されます。

SUUMO調査の示唆

SUUMO調査では、東上線沿線の魅力として「どこに行くにも便利」（58.2%）や「家賃が安い」（31.2%）が挙げられつつ、混雑や遅延への不満も存在。近年、こうしたネガティブな印象が強まり、「住みづらい」と感じる人が増えた可能性があります。

他路線利用者からは「安さや利便性は魅力だが、事故や遅延リスクを考えると避けたい」という声が聞こえ、東上線沿線が引っ越し候補から外れるケースもあるようです。特に、中央線や山手線ユーザーにとっては、安定性や治安の差が大きいと感じられるのかもしれません。

独自考察：「東上線の地形と心理的磁場」説

ここからは、「えっ？そんな理由も？」と驚く独自の視点で考察します。

地形の罠

東上線は池袋を出てすぐ急勾配になり、埼玉方面へ進むにつれ平坦な住宅地が広がります。この「都会から田舎への急激な移行」が心理的な不安定さを生む可能性が。疲弊した人が静かな沿線で衝動的に線路に近づくのかもしれません。

踏切の「誘い」

踏切数が約70カ所と多く、遮断機の隙間から簡単に侵入可能。「線路が身近すぎる」ことが無意識に人を引き寄せるのでは？

心霊的要素：東上線は「人を呼ぶ」のか？

都市伝説として語られる心霊的要素も見逃せません。

「呪われた踏切」説

2005年の竹ノ塚踏切事故（死者6人）をきっかけに、「霊が新たな犠牲者を呼ぶ」という噂が。大山～中板橋間では「白い影を見た」という目撃談も。

「線路の声」説

「電車が来る前に変な音が聞こえた」「線路に吸い込まれる気がした」といった不思議な体験談がネット上に。

中央線が「自殺の名所」なのに対し、東上線は「事故を誘う雰囲気」が強い。ホームドアがない駅や踏切の多さに霊的な力が絡むとすれば…？

結論：東武東上線の人身事故が多い理由は多層的！

東武東上線の人身事故多発は、ホームドア不足や踏切の多さ、スマホ普及といった現実的要因に加え、地形や心理、心霊的要素が絡み合う複雑な現象です。ユーザーからは遅延や治安への不満が噴出し、他路線利用者には引っ越し先として敬遠される一面も。次に東上線に乗る時、踏切の警報音や電車の揺れに、少し違った感覚を覚えるかもしれません。それは都市伝説か、それとも隠された真実か？あなたはどう思いますか。