甑島の「クロ宗クロ教)」は私の地元、鹿児島県では有名な都市伝説です。
もはや全国的にも有名かとは思いますが。

最近世界遺産に登録され歓びに満ち溢れている甑島。
ここは、鹿児島県ですが場所は熊本だとか長崎に近い場所です。

歴史的に有名な島原の乱
これで敗れ追われつつも何とか逃げ切れたキリスト教信者達は、
甑島に流れ着きました。

安堵の地としてここでひそかに暮らし初めます。

しかし世間から完全に孤立した彼らは、
だんだんとキリスト教とは離れた独自の信教を生み出しはじめました。
それが「クロ宗」です。

とてつもない特徴として、死の儀式があります。
それは命の灯が消えそうな者は、サヤカ?という司祭のもとに運ばれ、
生きたまま生血や肝などを摘出するとのことです。

そして取り出した血や肝は皆で食するそうです。
どうやらそのような行為を行うことで
命を取り込むことが出来ると思い込んでいるようですが・・。

ちなみに普段は動物性の肉を食べることを
禁じている宗教でもあるらしいのですが、
この儀式の時のみ人間の生血、肝を食べて良しとされているのでしょうか。

ここの集落の人々は今もなお外との接触を一切拒んでいて、
家も凄い高さの塀で隠されているとのことです。

ですがこちらの部落の方々は外部との接触を拒んでいるうえに、
もしも外に情報を漏らしたら死刑だとか。

だとしたらこの有名な習わしを
どこで誰が調べてメディアに発信したのでしょうか??

誰かがスパイのように甑島の「クロ宗」に潜り込み、
命からがらに逃げてその目で見たものを世の中に伝えたのか?
私にはそこが不思議でたまりません。。。