東京都には「八王子」という地名があるのですが、
その由来にまつわる都市伝説は知っていますか?

八王子の王子様は8人いたのでしょうか?
それはどんな王子様だったのかを知る人は少ないです。

昔、ある偉いお坊さんが八王子で修行をしていたところ、
真夜中にたくさんの妖怪や大蛇が現れて、お坊さんを襲ってきたのです。
お坊さんは、その妖怪や大蛇を逆に喝をいれて追い払ってしまいました。

その様子を見ていたのが牛頭天王(ごずてんのう)という神様と8人の神様でした。

牛頭天王は、「あなたの徳に感激しました!
是非この地をずっと守ってください」と言って消えてしまいました。

牛頭天王って誰?

と思いますが、日本では大変有名な神様です。
一説では伊勢神宮に祀られている天照大神の弟で、
ヤマタノオロチを退治したスサノオであるという説もあります。

また、年末になると高嶋易断の本が
本屋さんで並んでいるのを見た方はたくさんいるかと思います。

五黄殺とか暗剣殺とか恵方巻きを食べる方位はどっちがいいとか、
一度は聞いたことがありますよね。

その中で一番偉い神様が牛頭天王であり、
牛頭天王と並んで歳徳神(としとくじん)と歳禄神(さいろくじん)がいます。
歳徳神がいる方位に向かって食べるのが恵方巻きです。

また8人の神様が連れ立っています。

8人の神様は大歳神(たいさいじん)、大将軍(だいしょうぐん)、
大陰神(だいおんじん)、歳刑神(さいきょうじん)、歳破神(さいはじん)、
歳殺神(さいせつじん)、黄幡神(おうばんじん)、豹尾神(ひょうびじん)のことです。

それぞれの神様が方位を司っています。
この8人の王子のことを指して八王子というんだそうです。