千葉県にはある時から地図から消えてしまった
都市伝説がある海岸が存在します。

その昔、千葉県・白子町の九十九里浜には、
浜宿海岸という海水浴場がありました。

以前の海岸は夏には数万人の海水浴客で賑わっていたそうです。
海水浴客が多かった頃には海岸まで
車で出ることができるようになっていました。

1982年の同じ年、
3件または5件とも囁かれる連続事件が起こりました。

いずれの関係者も同じ歳の44歳の方、
そして同じように車中で生涯の幕を閉じられました。

1年間の間に同じ亡くなり方をするという、
偶然にしては出来すぎた出来事をきっかけに、
噂が尾ひれをつけて広まっていきました。

他には、当時海岸入り口にあった鳥居を撤去しようとしたため
龍神様の祟りにあったのではないかという噂もあります。

当時は自治体関係者からの要請により御祓いも行われました。
しかし供養後も噂は絶えず、浜宿海岸で泳ぐ人はいなくなっていきました。

地元の人の中には、近所に大規模海水浴場ができたからだ、
または生息するコアジサシやウミガメなどを保護するため
自然保護の観点から閉鎖されたのだという意見の方もいます。

正確な理由は誰にも分からないまま、
最後には閉鎖され北と南を海水浴場に挟まれたまま
浜宿海岸は海岸名が無い場所となりました。

因果関係はわからないままとはいえ、
浜宿海岸で亡くなられた方がいたのは事実です。

1件目に亡くなられた方の事件は殺人事件と推定されていましたが、
犯人がつかまらない時効をむかえてしまいました。

実際にとり行われた供養は、
亡くなられた方々のご冥福を祈るために行われたのだ、
としてもよいのではないでしょうか。