今日の東京都内に今でも呪われた土地が存在するという。

その場所は、東京都新宿区戸山
現在では国立感染症研究所や
戸山研究庁舎などが建っているこの地が何故?
呪われているという都市伝説が絶えないのか?

このあたりは、終戦まで陸軍の用地であった。
そして、かの悪名高き「731部隊」~
正式名称は関東軍防給水隊~の本部が置かれていた場所である。

731部隊は、衛生環境の悪い地域に駐屯する部隊への
水の供給役としてスタートしたのち、細菌兵器などへの対処法の研究、
開発を行った舞台で、政治犯や中国の捕虜を使って恐ろしい実験を繰り返していた。

その他にも、研究という名の虐待行為が日常茶飯事だったいう。
この場所で殺された人の数は、1万人以上とも言われているそうだ。
(終戦と同時にあらゆる記録が闇に葬られたため、
人体実験や虐待による正確な死者の数は現在でも不明。)

平成に入り、731部隊のあった跡地に現在の
国立感染症研究所の施設が移転してきた際、いざ工事が始まると、
100体以上の人骨が発見され一時、工事が中断になるほどだった。

国立感染症研究所では今でも気味の悪い噂だ絶えない。
深夜の庁舎内を、白い人影が行き来する姿が窓の外から度々目撃されている。

さらには隣にある箱根山公園でも夜になると、
人々のむせび泣く声が聞こえるそうだ。

恨みや怨念の強さは、歳月を経てもそうそう変わらないのかもしれない。

人魂の目撃情報や泣き声を聞いたという声が絶えないのだが、
国立感染症研究所では慰霊碑などを建てる計画は現在までのところないという。