沖縄の那覇に存在すると伝えられている妖怪

国道58号線上にある「潮渡橋」の上で
「仲西へーい」と呼ぶと姿を現す
と言われている。

では、出てきてその次はどうなるのか。
それは不明である。

よくある「追いかけられる」や「夢に出てくる」や
「呪われる」「殺される」といったことは一切なく、
ただ「呼ぶと出てくる」というだけ。

出てきたらどうなるのか、何をされるのか、
はたまたされないのかは謎に包まれている。

また口が裂けているとか全身真っ赤であるといった特徴もない。
というよりも仲西へーいの容姿に関する記述はない。

姿形もまた一切不明なのである。

このように、都市伝説の中でも
かなりふんわりした伝説なのが「仲西へーい」だ。

このふんわり感がネット民に受け「なんだこの妖怪www」
といったノリで、姿がないにもかかわらず一躍脚光を浴びるも、
やはり「出てきたその後」や「容姿」についての情報は
一切出てこなかった。

また、ネット上では仲西へーいを「仲西」と呼ぶ者もいるが、
彼(あるいは彼女)自身が仲西なのかも不明である。

仲西へーいという名も、そう呼ぶと現れる
というところから来たもので、本当の名前はわからない

姿形が不明なので「口裂け女」のように
特徴から名づけることもできず、
いわば口裂け女を「ワタシキレイ女」と呼んでいるような状態。

仲西へーいの「存在」というよりは、
そのように「おちゃらけた感じで呼びかけると出てくる」という
「事象」の方が都市伝説化している形である。