1999年にノストラダムスの大予言が大流行しましたが、
実は日本にもとんでもない預言書が存在していたのを
ご存知でしょうか?

それは『をのこ草子』と呼ばれるものです。

いつ作られたのか正確な事は分かっていませんが、
江戸時代で間違いないだろうとされています。

今で言う所の小説に値するもので、
南総里見八犬伝などのファンタジー小説が流行した
江戸時代にはよくありそうなファンタジックな内容です。

しかしその内容はあまりにも奇妙なもので、
未来を予知している!」と驚いた人も少なくありません。

内容を簡単に言いますと、

『今から250年後、世の中は大きく変わって
キリスト教徒の文化や法が盛んになる。
人々は空を飛び、地面をくぐる者、
死したるを起こす術も存在するようになる』

『男は髪を長くして色白になり、
女は髪を短くして袖の無い着物を着て、
淫らな事に熱中して父母も子供も顧みないようになる』

『経済はますます弱くなり、
そこに外国から攻められたり天変地異が起きて国は乱れる』

こうして見るととても怖い内容ですね。

書かれたのが江戸時代と考えると
あまりにも未来を予測しすぎているように見えます。

キリスト教徒の文化や法が盛んになる
というのは明治時代になって西洋文化を取り入れられ
法律もワイマール憲法を参考にした大日本帝国憲法が発足されました。

人々は空を飛び、地をくぐる者、死したるを起こす術』、
これは文字通り飛行機地下鉄かと思いますが、

死したるを起こす術は医療の発達でしょうか。
臓器移植蘇生術などを差しているとも考えられます。

男は髪を長くし色白になり、
女は髪を短くし袖の無い着物を着て

近年のファッションでしょうか?

経済はますます弱くなり外国から攻められ、天変地異が起きる
というのは、近年の日本そのままではないでしょうか。

『をのこ草子』は作者も不明です。

どういった経緯で書かれたのかが明らかになっていませんが、
ここまで様々な事を予言しているとなると、不気味さも増してきます。

この謎の書物も、江戸時代のミステリーと言えるものでしょう。