有名な話ではありますが、
かの有名な武将・平将門の首が祀られている
「平将門の首塚」という場所があります。
晒し首にされてしまった将門ですが、
何日経っても腐らなかった首は、宙を浮遊して
切り離された自らの体を求めさまよったという言い伝えがあります。
最終的に将門の首は力をなくし途中で落下してしまうのですが、
その力尽きた首が落ちた場所が、首塚が設置された東京都であるといいます。
首塚は高層ビルが立ち並ぶ都会にミスマッチな鬱蒼とした雰囲気があり、
将門の怨念がそこに留まっている印象を受けます。
そんな先進的な時代にぽつんと置き去りにされたような首塚ですが、
それにも理由があり、何らかの理由で首塚を壊そうとしたりすると、
その関係者には災いが降りかかるといった都市伝説があるそうです。
ですが、都市伝説といえど、現に首塚を壊そうした工事関係者に
害が及んだというのは実話のようです。
将門の怨念を恐れ、首塚付近のオフィスでは
首塚に背を向けるようなデスクの設置はしていないそうです。
以前、心霊現象は亡くなった人の魂を見ているのではなく、
亡くなった人の強い「念」が現れ、人々の目にうつっていると聞きました。
この平将門の都市伝説があるのも、
きっと将門の強い念がその地に根を張っているからなのでしょう。
「将門の呪い」と囃し立てる人も少なくはありませんが、
首塚を故意に傷つけたり、ふざけた気持ちで近づかなければ害は及びません。
もし将門の首塚を訪れるのならば、
深い歴史のある地として尊重する気持ちで参拝しましょう。
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