滋賀県琵琶湖には、
様々な幽霊に関する都市伝説があります。

琵琶湖の底に、立ったままの落武者がいて、
歩き回っていると言う話を聞いたことがあります。

私の大学の先生が授業で話してくれました。
その先生は滋賀県の地域や歴史にとても詳しい先生だったので、
この話は有名な話だと思います。

滋賀県は戦国時代、数々の合戦の舞台になりました。
大名や武将が滋賀、昔の近江の国の領土を巡る戦いを行いました。
今の信楽に近い甲賀忍者も暗躍していたと言われます。

今でも彦根城や長浜城が観光名所になっています。
しかしそれだけ多くの合戦があると、死者は膨大にいたことになります。

その中には、水上で戦い、そのまま死んでしまった侍もいます。
滋賀には有名な、竹島という島がありますが、戦に破れ、
その島に逃げていった落武者もいます。

また、無念を抱えたまま自ら入水したおなごや子どもが沢山いました。

そういう人たちの魂が今でも成仏することなく琵琶湖の底に眠っています。
夜に琵琶湖の底へ行ってみると、死んだはずの人々が、
冷たい水の中で腐ることなく立ったまま歩き回っています。

うつろな目をして、顔は水でぱんぱんに膨らみ、
時代を感じるキモノや甲冑を纏って何かを探すように歩き回っているそうです。

琵琶湖で遊泳するときには、気をつけなくてはいけません。
うっかり彼らのいる場所に近づくと、泳いでいる時に足を掴まれ、
水底へ引きづり込まれてしまいます。

また船にのるときも夜は注意して下さい。
夜に竹島近くのあるスポットに近づくと、船べりに無数の手が現れ、
船を転覆させようと揺らしてくるそうです。

また、決してその手に触れてはいけません。
強い力で掴まれて、水の中に引きこまれるからです。