江戸時代で有名な人物と言えば、
徳川家康であろう。
徳川家は15代まで続いており、
大政奉還の時に活躍した徳川慶喜が
江戸幕府15代目の将軍である。
日本史の教科書で徳川家の家系をよく見ると、
慶喜の後に家達の名前が載っている事が分かる。
しかし徳川家の一人である徳川家達は
生涯将軍になる事がなかった。
しかし別のキャリアを持っていたのである。
この人は貴族院議長、
1940年の東京オリンピックの委員長を務めている。
徳川家達は百科事典にも載っている人物なのだが、
何故教科書において徳川家達の存在は
マイナーになっているのだろうか。
その理由として考えられるのは、
貴族院議長は徳川家達以外にも、
歴代で13人もいて隠れてしまったのではないだろうか
という説である。
貴族院議長には初代総理大臣の伊藤博文や
昭和の総理大臣近衛文麿も就任していて、
知名度のある人物に話題を持って行かれたのではないか
という意見がある。
もう一つの理由は東京オリンピックで
華々しい登場をする事が出来なかったからという説がある。
1940年に東京オリンピックが開催される予定だったが、
時期が悪く当時の日本は開戦ムードに走っていて、
とても東京オリンピックを開催出来る状況ではなかった。
当時の東京オリンピックの種目は陸上競技やホッケー、
重量挙げがあったのだが、この種目も当然中止になってしまったのだ。
その後徳川家達はすぐに亡くなってしまった。
教科書にのってる人物なので、
もう少し徳川家達について語る文化人がいてもおかしくないと思う。
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