ちょっと幸せな気分にしてくれる
大阪の都市伝説があります。

それは、大阪天王寺と堺方面を結ぶ阪堺線にまつわるものです。

この路面電車の乗客数アップと話題作りのため、
堺市が所蔵する約2千体の福助人形の内の3体を、
降車口近くの天井付近にアクリルケースに入れて
飾ったのが事の始まりです。

この福助人形を商標としていた足袋などの老舗メーカー
「福助」発祥の地であった事に因んで考え出されました。

しかし、こうした起源は知らなくても、福助が縁起物であるため、
いつしか福助人形の鎮座する電車に乗り合わせる事が出来た日には
ラッキーな事が起こる
と一気に広まりました。

この電車に乗り合わせた若者が、
福助電車だと写メを撮る光景を良く見かけます。

話題作りのために比較的最近に仕掛けられたものですが、
いつしか大阪の新たな都市伝説となってしまいました。

こんな都市伝説なら、いくつあっても良いですよネ。