皆さんは、三大奇書のひとつである
「ドグラ・マグラ」の存在をご存知でしょうか?
作者は夢野久作(ゆめのきゅうさく)である。
この本は、なぜ奇書と言われているのか説明しましょう。
まずは、あらすじですが、
九州の精神科病院の独房に閉じ込められた、
記憶喪失の患者が主人公である。
物語が進むと、ある事件に真犯人や動機、
手口などが徐々に明かされていく…。
あらすじの3分の1程度ほどの紹介させて頂きましたが、
よく見るであろう推理小説風なこの作品ではありますが、
所々には一般人には到底理解しえない表現が含まれおり、
要約不可能な奇書といわれるまでとなりました。
■この本を見るとどうなるの?
この作品を読破すると
「精神に異常をきたす」らしいです。
多くの人が読んだであろう、
この作品を読破した全員が精神的異常をきたすのではなく、
きっと物語にのめり込みすぎた人や
感受性の強い人が見たら
きっとそうなってしまうのかもしれませんね。
興味がある方は読んでみては、いかがでしょう?
■ドグラ・マグラとは
タイトルである「ドグラ・マグラ」とは
どんな意味があるのか調べてみました。
諸説あるそうですが、英語などではなさそうです。
有力なのは、方言である
「堂廻り、目くらみ(どうめぐり、めくらみ)」や
「戸惑う、面食らう(とまどう、めんくらう)が訛ったもの」
という説明もあるそうです。
■そのほか
巻頭歌に使われている
「胎児よ胎児よ何故躍る(おどる)
母親の心がわかっておそろしいのか」
というのがあります。
これは1ページ目に書いてある詩なのですが、
なんとなく奇妙に感じますよね。
ここから、ページを読み進めていく不安やわくわく…
少し不思議な気持ちになります。
他にも、漫画や映像化なども作品があるのですが、
こちらについての精神異常をきたした報告は
見受けられませんので、小説を読むのが怖いな…
と思う方や難しそうだなと思ったかたは、
漫画などから入ってみても、いいかと思います。
皆さんの精神に異常をきたさない事を祈っております。
(読もうと思った方は自己責任でお願いします)
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