京都市左京区、かの有名な京都大学のすぐ右隣に
吉田神社」という由緒正しい神社の鳥居が見えます。

この吉田神社にまつわる話で、
京大受験の前に吉田神社にお参りすると、
入試に必ず落ちるという都市伝説
があります。

まずこの吉田神社の歴史に関しての紹介ですが、
貞観元年(859年)創建という、
1150年以上にわたる古い歴史を擁しています。

境内には国の重要文化財に指定されているお社もあり、
崇敬篤き神社であります。

「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、
心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、
あやしうこそ物狂ほしけれ。」

高校時代に習った記憶があると思いますが、
大学受験の入試科目にもある国語科古文で頻出、
日本三大随筆の一つ「徒然草」の作者、
兼好法師(吉田兼好)の実家がまさにこの神社であります。

この吉田神社、普段はひっそりとしていますが、
毎年2月初旬にある節分祭がとても有名です。

室町時代に始まって以来の伝統を誇る京都の一大行事となっており、
節分祭の開催される3日間には約800店の露店が軒を列ね、
厄除祈願や御神札を求める約50万人の全国からの参拝者で賑わいます。

この節分祭の後、毎年2月下旬は国公立大の2次試験ですが、
京大受験者の間では「入試前に吉田神社に参拝すると京大に不合格になる」
というジンクス
が昔からあります。

受験勉強でも登場した古典の舞台・吉田神社
立ち寄ってみたくなりますよね?

でも念のため、京大受験生の皆さんは
大学入試が終わるまで吉田神社には足を踏み入れない方が賢明でしょう。

無事京大生になれたならば、
授業の空きコマにでも吉田神社に参拝してみましょう。