8月といえば夏休みやお盆などで
実家へ帰省することが多い時期です。

埼玉に住んでいる親戚が私の住む京都府
帰省してきたときのことでした。

住んでいる地域ともあって私は叔母と多くの話をしました。
そんな中で私は中学時代「地蔵盆」がとても疲れたことを話しました。

と、その間叔母はポカンとした顔になり
私の言っていることが余り理解していないようでした。

少しの間の後私の名前を呼び私の言った
「地蔵盆」とは何かを聞いてきました。

その時になって私の言った言葉は、
ほかの地域の人にとっては異文化あるいは
地蔵盆」というものがどこの地域でも行われているもの
だと思い違いをしていることに気がつきました。

そもそも、地蔵盆というものは私の住む京都府の京丹後市の
一部の地域で行われているお祭り
のことです。

時期としては8月の終わりに近い25日くらいに行われます。

それぞれ祭りを催す地域には
地蔵が各地に祀られているところがあります。

その地蔵を水やたわしを使いよく洗い絵の具、
最近ではチョークなどで装飾
をします。

そして、祭りの当日その地蔵たちの周辺で
輪投げやくじ引きといった模擬店を開くのが祭りの内容です。

(地蔵の装飾の他、灯篭を各地に置いて照らすのですが
灯篭の和紙の好きな絵を描くこともあります)

そして、地蔵盆にはもうひとつの特徴があります。
それは私が冒頭で叔母と話してたことにも繋がります。

金銭的な面などを除いて地蔵盆という祭りは
中学生以下の子供たちで全てを行う祭り
なのです。

主にその年の地域の中で一番年上(最高で中学3年生)の子供が
リーダーとなって行うのですが賽銭集めや、
模擬店のなどの店番等とても忙しかった思い出があります。

こういったことをするのだと叔母に説明した時、
知名度が少ないこのお祭りはなかなか奇妙なもの
ではないのかと思いました。