滋賀県栗東市の菌(クサビラ)神社は、
世界でも珍しいキノコを祀る神社です。

JR草津駅と栗東駅の中間に位置して、
どちらからも徒歩20分くらいの場所にあります。

菌はキノコを表す文字で、
普段使われる茸という文字は柄のないキノコ、
菌は柄と笠のあるキノコを表していたようです。

630年頃の大飢饉のとき、
周辺にキノコが生えたことで人々が救われた事から、
キノコの神様として地域の人には親しまれています。

水木しげるさんの著書の中でも、
飢饉の時に森から現れた妖怪として
クサビラ神」が取り上げられています。

こちらでは森から現れたクサビラ神の後をついていくと、
そこには大量のキノコが生えている場所があり、
そのキノコで食料難を逃れたとあります。

クサビラ神はずんぐりとした体に、
大きな目と小さな手足のが生えたなめこのような姿で。

私なら怖くて足がすくんで、
ついていこうとは思わないイラストになっています。

キノコを祀る神社らしく、
境内では原木椎茸を置いてしいたけを育ています。

最初は5月の神事で神様に捧げる椎茸なのかと思っていましたが、
神事で神様にはジャコのなれ寿司が捧げられるそうです。

境内で育てられた椎茸は、
氏子さんに振る舞われているようです。

発酵食や日本酒の酒麹菌など、
菌類が活躍する業界の方も参拝されているようで。

土壌改善や品種改良とまだまだ可能性を秘めた菌を祀る菌神社は、
さしずめバイオテクノロジーを司る神社というところでしょうか。