これは2008年におきた出来事で、
『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎が駅にいたというのです。

東京の夕刊紙『東京スポーツ』の記事で、
京王線幡ヶ谷の階段を駆け上がる鬼太郎が
小学生に目撃された
と取り上げられます。

肩に目玉の親父を乗せた鬼太郎は、
驚く小学生を尻目に住宅街の方に
去っていったそうです。

  • 午後3時ごろに幡ヶ谷駅の階段を駆け上がる鬼太郎を小学生が目撃した
  • 金髪で縞模様のちゃんちゃんこ・下駄を身につけた姿で、
    肩に目玉の親父を載せていた
  • 20代女性のコスプレのようだった

新聞記事になった時点では、
幡ヶ谷の鬼太郎に関しての情報はこの3つだけでした。

幡ヶ谷駅の近くに牛窪地蔵尊があったことから、
幡ヶ谷の鬼太郎牛窪地蔵尊にやってきたのではないか
とウワサされます。

牛窪地蔵尊は、
牛を使った股裂きの刑をおこなった場所で、
牛窪地蔵尊は処刑された人の霊の為に建立されました。

牛窪地蔵尊は心霊スポットとしても知られ、
幡ヶ谷駅と笹柄駅の間の踏切は事故が多いといわれています。

実在する鬼太郎が、
悪さをする妖怪と戦うために幡ヶ谷に訪れたとしか思えません。

新聞記事になったことで、
幡ヶ谷の鬼太郎の目撃情報が次々と集まります。

  • 鬼太郎の姿をした男性もいる(こちらは一反木綿を連れている)
  • 秋葉原のメイド喫茶で見たことがある
  • 競馬場に通っているらしい

玉石混交の様々な情報が飛び交います。

その後、
鬼太郎の姿をしていたのが未成年の少年ということがわかります。

騒動の主が未成年ということで、
幡ヶ谷の鬼太郎に関して
それ以上新聞に取り上げられる事はなくなりました。

歌手を目指していた少年が、
人前に立つ事を鍛える為に鬼太郎のコスプレをしていたそうです。

この時は鬼太郎でしたが、
コスプレ用のグッズも入手しやすくなっています。

思わぬところで漫画のキャラクターと出会う、
そんな事がすぐにでも起こるかもしれません。