記念碑に向かい一礼をするだけのお祭り

それが長野県の岡谷市と
塩尻市の境目にある塩尻峠で、
6月と10月の年二回行われる
塩嶺御野立記念祭(えんれいおのたち)』です。

塩嶺御野立記念祭は、
岡谷市塩嶺御野立公園に明治と昭和の天皇が
訪れたことを記念する行事で、
1915年に記念碑が出来た事から始まり。

昭和天皇が訪れてから、
年二回行われるようになります。

岡谷市と塩尻市の市長をはじめ、
両市議会関係者や財界人が集まり。

森のなかに作られた記念碑に向かい、
全員が一礼をして祭りは終わります

その後、
岡谷・塩尻市議会の懇談会が行われるのですが、
祭りの本番はむしろこの懇談会で。

塩嶺御野立記念祭は、
岡谷市と塩尻市の交流が目的のお祭り
のようです。

なので、
この祭りに参加出来るのは市議会関係者だけなのですが、
祭りを見学するのは自由です。

2006年まで一礼の時間は10秒だったのですが、
敬意を表すには短すぎると1分に変更するのですが、
1分間は長すぎると30秒に変更。

その後また1分に戻ったりしているので、
どうやら一礼を行う時間は定まっていないようです。

ギネスに「世界1短い祭り」として申請をしたこともありますが、
その時は却下されてしまいます。

お祭りというよりも記念行事で、
市議会の交流が主目的なのが駄目だったのでしょうか。

長くても1分と少しで、
相手への敬意を表すだけの世界一短い祭りとして。

岡谷市と塩尻市には、
交流会を通してなんとかギネス登録を目指して貰いたいものです。