都路村女性教員宅便槽内怪死事件とは、福島県田村郡都路村(現在の田村市)に住む当時23歳の女性教員が、教員住宅に帰宅し、トイレをするために便器のところまで行くと、便器の中に靴が見え驚いた女性教員は、外に出て便器の汲み取り口のところに行くと、そこから人間の足と思われるものが見えました。
その後、女性教員は同僚の教員に状況を伝え、その同僚が警察に連絡し、警察が駆け付けると重機で便器を壊し、中の人物を救出しましたが既に死亡していた、という事件です。
ただ、遺体は膝を折り曲げて、胸に抱えるような状況で便槽の中に入っており、どうやってこの中に入ったのか?は全くもって不明なのです。自分で入ることも、他人が入れることもまず不可能であると思われる状況ですから、そもそも自分で入ったのか?誰かに押し込まれたのか?以前に、こんな形で便槽に人が入ること自体が信じられないという事件です。
結論としては男性の遺体だったということで、のぞき目的で便器の中に入ったが、出てこれなくなって死亡したというものになっています。
死因は凍死であり、目立った外傷などもないことから、そのように結論付けられたのですが、のぞき目的で便器に入ろうとするか?という疑問がありますし、仮にそうだとしても自力で入ることが可能なのか?という点も疑問です。
ただ、殺しだとしても便槽の中に人間を入れること自体が可能とは思えない状況なので、殺しであるとも言い難い状況です。事故なのか?殺人なのか?ということとは別に、こんな場所にどうやって人間が入ったのか?という謎が解明されない点が、特に怖いと言える事件です。
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