家族で休みを合わせ三年ぶりの旅行に出掛けた。生後2ヶ月の子供も一緒だった為、移動距離は短めに屋内で楽しめるプランを計画した。

妻は小さい頃から占いや神話に関心を持っており「時間があれば占いしてもらいたいね」と私に話していました。今回の旅行先の付近で占いをやっていたので私達は面白半分でやってみることにした。

占いでは「んー、子供達の体調変化にすぐ気付きなさい あまりよくないわね 何かあったら連絡しなさい 出来ることはやらせてもらうわね」この言葉を何度も言われた。

旅館に戻り私達は占い師の言葉に疑問を抱きながらもあまり気にしないことにした。旅行では一緒においしいものを食べたり温泉にゆっくり浸かったりと家族の時間を堪能し特に何事もなく終わりを迎えた。

旅行から帰宅して3日後の事だった。どうやら子供の様子がおかしい。熱があるようだ。すぐに病院に連れていった。入院し病院で処置を受け10日後には体調は改善していた。

それから月日は流れ気づけば旅行から1ヶ月が経過していた。たまたまテレビをみていると占いにまつわる話で討論しているシーンがあり妻とみていた。よくあたる占いと称し以前旅行先で私達が行った場所が映っていた

しかし話をよく聞くと1ヶ月前に既にその場所の占い師は持病が悪化し亡くなっていて今は残された家族が住んでおり営業はしてないという。

1ヶ月前は私達がちょうど旅行をし占いに行ったタイミングであったことに妻と私は気づく。

関係があるかどうかは分からないが、あの占い師さんが子供を守ってくれたのではないかと感じ頂いた連絡先は今でも大切に保存している。