亡くなった母方の祖母から
耳にタコが出来るくらいに何度も聞いた話
です。

祖母の妹は群馬県安中市のお寺に嫁ぎました。
それは祖母が遊びに行った時の話です。

私の従兄弟を連れて、そのお寺に泊まったそうですが、
その時は本堂に布団を敷いて寝たという事でした。

夜中、ふと目が覚めて周りを見たら、
大きな大きな男の人が座っていて、
そんな時間に人がいるわけもなく、
驚いた祖母は布団を被り見えないようにしたそうです。

なのに、、何故か…布団を通して
その大きな男の人が見えた
のだそうです。

夜中の事で人を起こすわけにもいかず、
朝になるのを待って、祖母の妹に話したら
ぁぁ、その人今朝、亡くなったという知らせが来たよ。

そして「お寺には死ぬ知らせがよく来るからね。
そのお寺のおばさん続けてまたこんな話をしたそうです。

墓地に綺麗な着物を女の子が立っていてね。
その子も亡くなって、お寺に知らせに来たんだよね。
棺の中に掛けてあった着物が、見たまんまの着物だった。」

世の中には不思議な話がありますけれど、
お寺さんのおばさんは慣れているのか
全く怖がっていないらしいですけど、
普通の人がそれを見たらすっごく怖いと思うのでした。

祖母もその時の体験は強烈だったから、
何度も何度も同じ話を繰り返し聞かせていたのだと思います。

祖母は霊感の強い人みたいで、
その他にも昔のトイレの中で「光る目を見た」とかも話していました。

今のトイレではあり得ない話です。
水洗トイレでは光る目のようなものは見えません。

私は全くそういう体験がなく、
霊感も全くありません。

幸せな事です。