これは小学2年生の時の実話です。
当時学校では、トイレの花子さんや
コックリさんといった怪談話が流行っており、
私達の学校にも出るという噂のトイレがありました。噂の内容は、午後5時に1人で焼却炉の横にある女子トイレに行き、
1番目の扉を三回ノックした後、「花子さん遊びましょ」と言い、
返事が無かったら2番目のトイレを1番目のトイレと同じように、
そして3番目のトイレ、最後の4番目のトイレで、トン、トン、トン、
「花子さん遊びましょ」と問いかけると「はーい」と返事がある
というものでした。噂はここまでで、扉を開けたらどうなるかまでは
言及されていませんでした。私達は仲の良い4人グループで、
仮に私、B君、C君、Dさん、としておきます。その時は流行りに乗ってコックリさんをやってみたり
学校近くの神社に行ったり毎日を過ごしていました。花子さんは1人でやらないといけないというルールがあったので
私達4人はどうも気乗りしていなかったのですが、
その日の給食時間中、とうとうB君が噂を確かめようと言いました。全員でできることはいくつかやってみたのですが
期待しているような心霊体験を得られなかったからのようでした。私は別にやってみてもよかったのですが
(じゃんけんに負けたりゲームに負けたりで
仕方なくやらざるを得ない状況になれば)、
C君とDさんは本当に嫌そうで、入念に話し合った結果、
言いだしっぺのB君がやることになりました。そしてその日の放課後にやってみるとのことでした。
私達は5時まで学校にいるのが嫌だったので、
先に学校近くの公園で遊びながら
B君を待つということを伝えました。そして放課後になり、みんなでB君に期待してることを伝え、
予定通り先に公園に行きました。そして5時になりみんなでそろそろB君がやってる時間だろうなー
などと盛り上がっていました。5時30分になってB君がそろそろくるかと思い遊んでいましたが、
なかなかB君が公園に来ません、そして6時30分になってもB君が来ません。そろそろ帰らないといけない時刻になったので
みんなB君がびびって逃げじゃないかと言いながら、
まー明日にでもB君に聞けばいいかということで帰ることにしました。そして後日B君が死んだことを知りました。
どうやら噂のトイレの4番目のトイレの中で
変死していたということでした。このことがあり私達はあまり遊ばなくなったのですが、
そろそろ15年経つのでC君、Dさんに会ってあの日の話を
もう一度詳しく話してみたいです。


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