おもちゃや人形にまつわる怖い話はたくさんあると思いますが、
私が実体験したことをお話ししたいと思います。

私が小学生くらいのときのお話です。

今も売られていますが20年ほど前に流行った
ファービーってありましたよね。

小学生っていろんなものに興味が湧くので
もちろん私もほしくなりました。

親にお願いして買ってもらいました。

その当時のおもちゃでは珍しくいろいろお話をしてくれる
ファービーに子供ながら興奮したのを覚えてます。

覚えている人も多いと思いますが、
どのようなお話をしていたかを参考に。

口に指を入れたら「オナカヘッターモグモグ」
さかさまにすると「サムイヨー」
お腹を触るとくすぐったがり「ハハ」っと笑うなど。

また、ファービーは名前をつけると
その名前を喋ると説明書に書いてあったので
必死に覚えさせたけど結局「ボク、ドゥーモー」と
見当違いの名前を言うようになりました。

そんな楽しく遊んでいる日々は長くは続きません。
子供はどうしてもすぐ飽きてしまいます。

家のピアノの上に放置されたまま月日は流れて、
しばらくして思い出したように触ってみても電池が切れていて、
いくら触ってもなにもしゃべりませんでした

ピアノの上から押し入れの中に、
さらに月日は流れて存在自体も忘れて
高校生にあがるくらいの時に家の大規模な大掃除がありました。

押し入れの中の不要なものを整理するときに
電池が切れたファービーがありました。

もちろんその時には”不要な物”として判断をしました。

ごみ袋に入れて、ほかの不要なものも整理が終わって
ごみ袋を縛るために持ち上げると中から…

サムイヨー

電池が切れて動かないはずなのに…
ぞっとした怖い話でした。