洗面所の鏡を拭いていた彼は、反射に小さな足跡が映るのに気づいた。振り返っても何もなく、鏡だけに映っている。翌日、足跡が増え、鏡に近づくたび、背後に冷たい気配がした。ある晩、鏡を見ると、足跡が彼の顔の横まで伸び、ガラスが軋んだ。彼は鏡を布で覆ったが、夜に足跡が布に映り、背後に音が響く。

友人に話すと、「その鏡、昔、変なものが映ったって噂があったよ」と言われた。彼は今、鏡を見ないようにするが、背後に足跡が近づく。

関連する記事:

  1. 【意味がわかると怖い話】雪山登山
  2. 【意味がわかると怖い話】美しく成長した少女
  3. 【怖い話】早朝、ベンチに座るおじいさん
  4. 【怖い話】建築業界で一番怖いもの