これは、私が友人から聞いた怖い話です。
ある女性が、ある日、夢を見たそうです。

その夢の内容は、彼女が学校から帰ろうとすると、
急に雨が降ってきたそうです。

なので、近くに公衆電話を見つけ、
自分のお母さんに電話をし、
迎えに来てほしいと頼んだ
そうです。

すると、お母さんは、用事があるので
迎えに来れない
と言ったそうです。

仕方がないので一人で帰ろうとすると、
前から男が歩いてきて、こっちを見ていたそうです。

そして、彼は彼女に向かって
刃物を突き刺し逃げて行った
そうです。

そこで彼女の夢は覚めたそうです。

しばらく、その夢のことはすっかり忘れていたある日、
学校の帰りに雨が急に降ってきたそうです。

彼女は、近くの公衆電話からお母さんに
迎えに来てほしいと電話したそうです。

なんとなく、彼女はその時同じような場面を思い出して、
できるだけ迎えに来てほしいと強く頼んだそうです。

すると、お母さんは迎えに来てくれると返事をしたそうです。

しばらくすると、お母さんが傘を持って
迎えに来てくれたそうです。

彼女とお母さんが並んで二人で歩いていると、
前から見たことのあるような男が
怖い顔をして歩いてきた
そうです。

よく見ると彼は夢にでてきた男でした。

そして、彼は、彼女とすれ違う時に、
彼女に向かってこう言ったそうです。

夢と違うじゃないか」と。

彼女はやっぱり夢で見た男だったんだと思いとても、
ぞっとしたそうです。

もし、お母さんが迎えに来てくれなかったら彼女は、
彼に夢の通りに殺されていたのかも
しれません。