GWに田舎の河川敷にキャンプに行ったときの恐怖体験

会社仲間の男性2人、
女性2人でとある田舎の河川敷にキャンプをしようと計画し、
街中から車で2時間程の川の上流の山間部へ向かった。

そこは、民家もなくキャンプ施設などの無い、
自然の状態の少し広めの河原を探して場所を決めた。

一緒に行った女性の車の運転で、
夕方前にその場所に着いたので、
4人はテントを張り、BBQをして、
4人は少し浅瀬の場所で遊んでいたりした。

日が暮れると、いよいよキャンプの雰囲気が出てきて
お酒も入り盛り上がってきた。

男性の一人が用を足すために
少しみんなと隠れたところ行ったとき、
変なものを発見。

それは、まだ新しそうな
子供用のビーチサンダルが川岸に浮かんでいた

男性は更に上流にでも誰かいたのかな?
と不思議に思ったが、それ以上は特に気にしなかった。

夜も更けてきたころ、
ビーチサンダルがあったことをみんなに話した。

「そういえば、まだ薄暗い頃に俺が用を足しに行った時、
子供用のビーチサンダルが浮かんでたぜ!」

みんなは、
「へ~そうなんだ~」
「上流にも家族キャンプもいたんじゃねーか」
「それかここも、キャンプの後もあったし、先客の忘れ物じゃねーの」
とか言っていた。

その中の女性が1人が急に落ち込みながらこう言った
そのサンダルは私の子供の物かも・・・。」

他の3人は一瞬時間が止まったかのように
彼女の方を振り向いた。

彼女は気が狂ったかのように
そのサンダルはどこだーーーーっ!」と
その男の胸ぐらを掴みにらんだ。

何がなんだかわからない3人は彼女を抑えようとするが、
河川にある石を投げつけてきたので逃げた。

頭から血が出る者もいた。

そのサンダルを見つけた男は、
サンダルの落ちていた場所に真っ暗の中逃げた。

ライトを照らしそのサンダルを見つけ、
拾おうとした瞬間に、何かこっちを見られている視線を感じた

気が狂った女性を抑えようと再び彼女の元に向かうが、いない
でも視線を感じ、河原の見渡す。他の2人もいなくなっていた

その時川辺の向こう岸の深みをふとライトで照らすと、
頭と目までの顔の半分だけ、
川の水の中からこっちを見ている者
に気づき、
あまりにも恐怖で我を無くし、その場にうずくまって動けなくなった。

そんな中、何者か「ジャリジャリ」と歩いてくる気配を感じた
恐る恐る振り向くと、ケガした2人が放心状態で後ろに立っていた

その後3人で車に逃げその場を立ち去り、
後日新聞には子供の水難事故で記事を発見
その母親も自殺の記事が載っていた