兄は当時神社の娘さんとお付き合いをしていました。
自宅に遊びに来てもサンルームを見ては
あそこ霊道だよと言っているのを聞いていたので
夜そちらをむきながら寝るの怖かったのを覚えています。

そんな彼女と私と兄とで曰く付きの場所に行くことになり、
ビビりの私は行きたくないと反対したのに
無理やり連れて行かれ車からも引きずり降ろされました。

元々私は霊感がないので怖がる必要もないんですが
夜の空気と言う雰囲気が何か違うような感じがして
とても怖かったです。

神社の娘の彼女もやばいかもと感じたらしく
引き返そうと背中を向けた瞬間
鈴の音が後ろから聞こえてくるようになり、
お互い小声で聞こえてるよな?

と感じている音に気付いているのが自分だけではないと思い、
神社の娘さんが絶対に振り向いたらいけない

鈴の音に気が付いてると思われると一生ついて回りますよ
と教えてくれ絶対に後ろをみないで車まで無言で歩き
車に乗りようやく緊張を解くことができました。

すぐにでも自宅に帰ろうとしましたが、
坂の途中兄がいきなり大声で生首がついてると
ブレーキを踏めない状態でパニックになり
運転が荒くてとても怖かったです。

このままでは事故ると思った時に私は失神してしまったみたいで
朝起きると車が崖から落ちる一歩手前で止まっていました。

きっと、鈴の女性は私たちが気づいてるのを知っていて
まだ遊びたりないと追いかけてきてくれたのかな?

霊感のある神社の娘さんが帰りにお祓いをしてくれて
私たちの夜中のドライブは終わります。