今では死語のようになった連合赤軍ですが、
今の時代で言うとテロ組織といえるでしょう。

当時の赤軍派と革命左派が合流して誕生した組織が
『連合赤軍』
です。

この連合赤軍は大半のメンバーが一流大学の学生で、
学生運動の行き着いた最後の砦でした。

その彼らが起こした日本の歴史に残る大事件
あさま山荘事件』です。

あさま山荘に連合赤軍メンバーが山荘の奥さんを人質に立てこもり、
窓から銃を撃ち、機動隊と衝突した
というものです。

テレビ局各社は臨時放送として一斉に事件の中継をしたほどでした。

やがて連合赤軍メンバーは踏み込まれた機動隊員達に逮捕され、
人質も無事で事件は解決
しました。

そかしその後、彼らがあさま山荘にたどり着くまでの
壮絶な総括の呼ばれるリンチ殺人の実体が明かされた
のです。

この事件の怖さは、彼らが何をしながらあさま山荘に向かったのか
ということに尽きます。

それが、恫喝と死の恐怖からのマインドコントロールです。

一流大学の学生が、連合赤軍の委員長によってマインドコントロールされ、
組織を乱したメンバーを総括の名の下、
他のメンバーにリンチ殺人をさせていたということです。

殺害されたのは一人ではありません。
24人のメンバー中12人もです。

他のメンバーは指示どおりのリンチをしないと
次は自分の順番になるので、いわれたとおり総括を実行するという、
まさに北朝鮮の独裁体制やイスラム国の実体となんら変わりません。

こんなことが日本でもあったのです。

そして生き残った5人があさま山荘に立てこもったのです。
この時リーダーとその下の女性は逮捕されていたそうです。

彼ら5人は結局何から逃げてあさま山荘までいったのか詳細はわかりません。

将来有望な若者達がとある思想に傾いた時き、
そのタイミングでマインドコントロールされると、
こんな殺戮集団が生まれてしまうのです。

一番の恐怖は人間の脳にあるといえます。

今の日本は平和ですが、
今後も平和であり続けることを望んでいます。