子供の虐待事件や
育児放棄に関する事件は色々ありますが、
映画化される程話題になったのが、
2010年に起きた大阪2児餓死事件です。
事件が発覚したのは真夏の2010年7月30日のことでした。
近隣住民から異臭がすると警察に通報があり、
駆けつけてみると一部白骨化した
2人の子供の遺体が発見されました。
容疑者は風俗店に勤める23歳の下村早苗。
亡くなった子供は1歳と3歳の子供でした。
事件現場は風俗店が借りていた大阪西区にあるマンション。
容疑者はホストクラブで遊ぶことにハマっており、
育児放棄をしていました。
遺体が発見される前月の6月に幼い子供2人を室内に残し、
それからは友達の家を転々とするなどして生活をしていたそうです。
家を出る時はわずかな食べ物だけを置いて出て行ったそうで、
子供達は食べる物もなくなり、最後は餓えに苦しんで
糞尿やオムツを食べていたという話もあります。
下村容疑者はラグビーで有名な父親の元に生まれましたが、
両親が離婚し中学の頃には非行に走るなどの問題点がありました。
父親は結婚と再婚を繰り返していたらしく、
容疑者の母親は三回変わっています。
それが彼女の心に影響していたのではないかという話があります。
複雑な家庭で育ったとしても
自分で生んだ子供を餓死させて放置するとは
本当に恐ろしい母親です。
子供を置き去りにした後も風俗店には出勤していたようですし、
自分が辛い思いをして来たとはいえ、
子供に辛い思いをさせるのは許せないことです。
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