これは、私が子供の頃から何度となく、母に伝え聞かされていた話です。
どうか、もうすぐ二十歳を迎えようという方は極力読まないで下さい。

それは紫の鏡という話です、私の住んでいた広島県の地方都市では
まことしやかに二十歳になるまでにこの紫の鏡という言葉を忘れないと
二十歳を迎えるその日までに原因不明の事故や病にかかり、
亡くなってしまう
という事でした。

当時から臆病物の子供だった私に母が何故その話をしたのかは不明ですが、
どうやら母から子へと伝え聞かせなければいけない話との事でした。

母が子供の頃も母のお母さん、
つまり私の祖母よりその話を伝え聞かされていたようです。

何故なのか母に問い詰めてみてもいつもはぐらかされてばかりで
現在になっても謎のままです。

幸いなことに私は10代後半から家庭の都合などにより日々、
学業と仕事に追われその言葉をすっかり忘れたまま二十歳を迎える事が出来ました。

思い返してみると当時、私の周辺(実家のあった500メートル圏内)では
二十歳になる前に事故や病で亡くなった近所のお兄ちゃんやおねいちゃんが
常識では考えられない程いました。

定かではありませんが、彼らは紫の鏡というその言葉を
忘れる事ができなかったのかもしれません・・・

もしこの記事を見られた二十歳以下の方は
出来るだけ早く「紫の鏡」を頭の中から消し去って下さい。

でなければ、もしかするとあなたの身にも彼らと同じ事が
明日にも起きてしまうかもしれません。