広島の山間部にある世羅町では、
江戸時代に大将神山で、お初という女性が神隠しにあった
と伝えられています。
世羅町に住むYさんが
この山を所有していたといわれているのですが、
Yさん一家は2001年に突然姿を消し、
2002年に京丸ダムに車ごと沈んでいるのが発見されます。
Yさんは妻と母の三人暮らしで、
小学校の先生をしていた長女は竹原で暮らしていました。
妻は2001/6/4に勤務先の社員旅行に行くことになっていたのですが、
集合時間になっても来ないことから警察の調査が行われました。
食卓には朝食が用意されていて、
旅行の準備がされているカバンもあり、
4日に旅行に出発する準備をしていた様子がうかがえます。
室内には争った形跡もなく、通帳等の金目の物もそのままで、
Yさん一家の周囲には恨みを買うようなトラブルもありませんでした。
長女は6/3に親睦会に参加して、9:30頃に同僚を家に送り届け、
そのまま実家のYさん宅へ行くというのを同僚が証言していました。
2002年に発見された車の中には4人が乗っていて、
一緒に住んでいたYさん達と長女はこのときに
合流したものと考えられます。
ヘリを使った大規模な調査が行われましたが、
Yさん達の足取りをつかむことが出来ないまま、
この事件は神かくしとウワサされます。
2002年にダムの水位が下がった事で、
Yさん達が車でダムに飛び込んだ事が分かるのですが、
Yさん達に自殺するような動機はありません。
車の窓は開いていたと言われていて、
逃げようと思えば逃げられたのに、
4人全員が死を受け入れていたようです。
Yさん達に外傷の無いことから、
動機が明らかにされないままで、
この事件は自殺とされます。
事件の動機についてまことしやかに言われているようですが、
それが明かされることはありません。
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