広島県竹原市で願い事に関わる伝説といえば、
町並み保存地区の細い階段を登った所にいる小さなお地蔵さんを持ち上げて、
軽いと感じたら願いがかなうという「お抱え地蔵」の話があります。
同じ町並み保存地区で行われるイベントで願いがかなったという出来事があり、
これから伝説として語り継がれるであろうこの出来事を話したいと思います。
10月末頃に広島県竹原市の町並み保存地区で行われる、
竹を使った照明の灯りで江戸時代から残る町並みを
ライトアップするイベント「憧憬の路」。
憧憬の路イベント自体は地域の催し事を幾つか元にして
1999年から始まった新しいものですが、
広場には色々な願いが書かれた灯りが集まっているように
願掛けの一面もあります。
写真撮影でイベントに訪れる方がいるくらい、
古い町並みが竹からこぼれる光に彩らる幻想的な景色は魅力的なのですが、
この竹灯りに願った事が現実になったのです。
竹原の町を舞台にしたアニメ「たまゆら」という作品があるのですが、
竹原市と合同でイベントを行った際に、
出演者の「結婚します!!ように」という願いがかないました。
出演者の儀武ゆう子さんと松来未祐さんが
それぞれ相手の結婚を願ったのですが、
願いをした翌年に儀武ゆう子さんが結婚したことが
ヤフーニュース等で報じられました。
自分の願いではなく、
相手の願いを祈るとどちらかの願いが叶う。
おまじないとしても興味深い事が起きているのですが、
これが平安時代から続く古い街が蓄えたパワーなのでしょうか。
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