私は、通勤で都営大江戸線を使っています。
地下鉄ですね。東京をほぼぐるっと一回りしています。
でも、大江戸線が出来た当時は本当に不思議でした。
山手線がありながらも、なんで今更、
同じように東京をぐるっと回る電車が必要なんだろうと・・・。
でも、そんな疑問にある人が答えてくれました。
大江戸線は乗った人はわかるかもしれませんが、
かなり、車両の幅が細いです。
シートに座っていると、
対面の人と膝がくっついてしまうのではと思うほど、狭いです。
車両が細いということは、線路が走るトンネルも細いということです。
それだけ、トンネルを掘るコストが抑えられているということですね。
じゃあ、逆の見方をすれば、コストを削ってまで、
山手線と重複するような路線をなぜ、地下に作らなければならなかったのか。
大江戸線は、人々の交通の便の向上などを
目的として作られたのではないとのことです。
大江戸線の一番の目的は、災害時、自衛隊などを効率よく、
東京中に配置するために作られたトンネルそのものが
目的だったのだというのです。
そして、そのトンネルの維持のため、平常時は電車を走らせ、
利用者から電車賃を取り維持管理費に充てているそうです。
東京で災害が起こった際、地上は溢れかえる人で、
自衛隊などの移動はままならないでしょう。
そのために、地下にトンネルを作る必要があったのです。
ところが、災害時のためだけに莫大な費用を投じて
トンネルを工事するわけにはいきません。
そこで、姿を変え、地下鉄ということにして、
防災の策は実現されたのです。
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