私が高校性の時の体験談です。

大学受験が迫っており、毎日夜中まで勉強している日が続いていました。ある日の夜、勉強をしていると、「ズ・・・ズ・・・」というような音が聞こえてきました。

私の家はコンビニに行くのも車で30分程かかるくらい田舎なので、何か虫が鳴いているのだろうとそのまま勉強に集中していました。

しかし、この謎の音はその日から毎日聞こえるようになり、怖いというよりは何なのだろうという気持ちになり勉強に集中できなくなったため、母親にこの音の話をしてみました。

私の部屋は2階にありますが、勉強している時間でも母親は基本的に起きていましたので、同じ音を聞いているか、と聞いてみたところ、「そんな音は聞いていない、風の音じゃない?」と笑われてしまいました。

そこから毎日「ズ・・・ズ・・・」と聞こえてきますが、慣れてしまい特に気にすることはありませんでした。

謎の音が聞こえ始めて2週間程たった時に、今日も音が聞こえるのかー、など呑気に思っていました。その日もいつものように受験勉強をしていましたが、今回の音はいつも以上に大きく聞こえたのです。

何かおかしいと思うと勉強に集中できなくなり、その日はすぐ寝る事にしました。

翌日もどのくらいの音がするのか気になり、勉強に集中できませんでした。更に、その日は趣味で野球をしており、試合もあったため、非常に疲れていましたので、勉強をしながら寝てしまいました。

ふと目が覚めると深夜3時になっており、布団に入ろうとしたその時です。自分の部屋の窓に顔がただれたおじさんの顔と手が窓に張り付いていたのです。

ビックリしてその日は1階のリビングで寝る事にしました。

その日から自分の窓付近に塩を置くことにし、それ以来謎の音も、おじさんも出てこなくなりました。

一体あのおじさんは何だったのでしょうか。生きている人だったのかそれとも・・・