私の卒業した小学校の入り口には、頬杖をつきながら胡坐をかいているお地蔵さんの銅像があります。そのお地蔵さんには、定期的に首がとれて地面に落っこちているという噂があります。私は直接その様子をみたことはありませんが、私の友達の何人かは見たといっていました。
なぜこのお地蔵さんには、このような噂があるのかというと、理由があります。
それは、私の卒業した小学校の場所は、江戸時代に処刑場として使われていた場所であり、その処刑場での処刑の方法が首切りだったので、そこで処刑された多くの人々の幽霊が、定期的に首を落として、自分たちの存在をアピールしているというものです。
この理由に、さらに説得力をつける話があります。
その話は、私の卒業した小学校には、土山という高さ10mくらいで幅も10mくらいの三角錐型の山があり、普段は児童たちが上り下りをして遊びまわっているのですが、その土山から具体的な年日時は分からないのですが、たくさんの白骨死体が出てきたというのです。
その白骨死体は、人々の間では、江戸時代に首切りで処刑された人々であり、その人々の幽霊が、私の卒業した小学校の入り口のお地蔵さんの首を落として、自分たちの存在をアピールしているのだという話です。
幽霊の存在を信じていない私のお地蔵さんの首の落ちる原因の考察は、私の卒業した小学校の地域には活発に活動している暴走族グループがあるので、その暴走族グループが小学校の子供たちを驚かせるために定期的にやっているいたずらだと考えています。
しかし、幽霊の存在を信じていない私ですが、現代科学がまだ解明していないこともたくさんあると思うので、もしかしたら、あるいは、この噂の原因が幽霊によるものであるという説も本当かもしれないと考えています。
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