私のひいお婆ちゃんが亡くなり、
私の母は、とてもおばあちゃん子だったので、
とても悲しんでいました。

そして母が、よく家の中で亡くなった
おばあちゃんの姿を見る
というので、
私の父が家に霊能者を呼んで家を見てもらうことになりました。

その霊能者は、家に着くなり、
怖い顔で私の部屋の壁を見ていました。

そして、私の部屋の壁に鬼門があって、
そこが霊の通り道になっている
と言いました。

なんでも、その方角にがあって、
その橋の下に小さなお地蔵様があると思います。

そのお地蔵さまは、昔、この辺でとても悪さをして
しょうがない男の人がいて、どんなに注意しても悪さをやめず、
その悪さに困った近所の人達がみんなで集まって、
その男を橋から落として殺してしまい、
その供養のために作られたものだと言いました。

そして、その方角で良くないことが
色々起きている
と思いますと言いました。

そして、母が見るおばあちゃんの霊はその鬼門のせいだと言い、
お祓いをして帰りました。

自分の寝ている部屋に鬼門があるなんて、
私は、その日から怖くて自分の部屋で寝れなくなりました。

その後、その方角の橋の下に行ってみると、
確かに小さなお地蔵様がありました。

そして、その方角にある裏山に、
私たちの秘密基地があったのですが、
その基地を囲んでいる一本の木に藁人形が括りつけてあり、
その人形の下に釘で”ケイコ”と書かれていました。

ちょうどその方角で、
その霊能者に言われた通りのことが起きていた
ので、
ぞっとしました。