よく心霊体験で「小さいおじさん」が隠れていた
とか話しかけてきたという話をテレビで見ていて
私も会ってみたいなと思っていました。
我が家では父親を除き全員が霊感があります。
私の弟は幽体離脱が得意で
時々好きな所に遊びに行っていたそうです。
その弟が帰省した時に
「小さいおじさん見たいなぁ」と
何気なく言ったら
「俺、見た事あるよ」と
言い出したんです。
以前住んでいた借家で
私もいろいろ見た事はありましたが
小さいおじさんは見た事がないと言うと
「俺の時は小さい兵隊さんだった」と。
なんでも学習机で受験勉強していたら
教科書の下から出て来て
窓にへばりついていたそうです。
そんな話をしてからおよそ10年後、
私は「小さいおじさん」への憧れも
薄まっていた頃です。
深夜トイレに起きた私。
二階の部屋から廊下を通り
一階のトイレに行こうと
階段の電気のスイッチを入れました。
階段を降りようとして下を向くと
何かが散らばっていました。
こんな所に何か置いたかな?と思って
その辺りを振り返ってみると
10センチから15センチくらいの
女の子がいたんです。
赤い着物を着て
髪の毛もきれいに結ってありました。
散らばっていたものは色とりどりの折り紙で、
何かを一生懸命に折っていたようでした。
私は驚いて黙って見つめていると、
その女の子は「何でもないよ、何でもないよ」と
慌てて折り紙を片付けていました。
私は夢でも見ているのか?と思って
そのままトイレに向かいました。
しかし、トイレですっかり目が覚めてしまった私は
さっきの女の子は夢じゃない!と確信して
急いで戻りましたが女の子も
折り紙もありませんでした。
小さいおじさんが何か言葉を言ったなら
それは相手へのメッセージというのを聞いていたので
女の子が言った「何でもないよ」は
私へのメッセージだったのかもしれません。
2019年7月19日 at 9:04 AM
廊下で折り紙、ばらまいたから怒られると思ったんだね。怒られるのは怖いね。