ある若い新婚夫婦がいました。
奥さんは、あと一か月で
赤ちゃんが生まれるという妊婦さんでした。
夫婦は赤ちゃんの誕生を楽しみに日々暮らしていました。
そんな夫婦に、ある日突然、悲劇が訪れたのです。
昼ごはんの準備をしていた奥さんですが、
サラダにかけるドレッシングがちょうどきれていました。
身重の体を心配して、夫が歩いて50メートルほどの
コンビニに買いに行くことにしました。
コンビニについて、ドレッシングを購入して帰ろうとしたところ、
ちょうど発売日の雑誌が目に入りました。
少しぐらい!と思い、少し立ち読みをして帰ることにしました。
家を出てから帰るまでのこの時間は、たった10分ほどです。
家に帰ると妻がベッドにやさしい聖母のような顔で横たわっていますが、
微動だにしません。心臓は止まっています。
ただ、家に散らかった様子がなく、血痕などもありません。
すぐに警察・救急車をよび驚くべきことが明らかになりました。
大きなお腹の中には10センチほどの切り傷があったのですが・・
その大きなお腹のなかには、もうすぐ誕生するであろう赤ちゃんではなく、
財布や携帯などの小物がつぎつぎとでてきたそうです。
また、その切開や縫合の方法が、
一般の人の感じではなく医者のようなプロのようだったと。
夫が家を離れていたのが、たった10分ですが、
この時間で切開をしてきれいに縫合するのは不可能に近いそうです。
あの時立ち読みをしていなかったら状況は変わっていたのでしょうか?
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