私の友人が体験した話です。

友人はいわゆる「取り憑かれやすい人」で、
旅行などで遠出すると必ずと言っていいほど
何か連れてきてしまう人でした。

私を含む友人たちの勧めから、
霊媒師に相談に行ったところ、

左足に女の子がしがみついている。
怪我に気をつけなさい

と忠告されたそうです。
ですが、友人はあまり気にも止めず過ごしていました。

ある時、友人は夜バイクで山道をツーリングに行きました。

暗がりの中、目の前を小さな白い何かが通り過ぎ、
慌ててブレーキを踏み転倒しました。

その際に左足を怪我してしまったそうです。

その時初めて、霊媒師に言われたことを実感したそうですが、
幸い大きな怪我ではなく、1週間程度の通院で済んだそうです。

通院の最終日、病院から帰ろうと廊下を歩いていた際に、
お世話になっていた看護婦さんとすれ違ったので、
挨拶をしたそうです。

友人
「看護婦さん、お世話になりました。」

看護婦
「とんでもないです。お大事になさってください。…
そういえば、今日はいつも連れてる妹さん、いないんですね。

友人
…え?何のことですか?

看護婦
今までは毎日妹さんと来ていらしたじゃないですか。
ずっと〇〇さんの左足にしがみついてて、
仲のいい兄妹だなぁと思ってた
んですが、
そういえば話してるところは見たことないですね。

友人に妹はいません

怪我をした後もまだ一緒にいたのなら、
友人はまだこれから大きな怪我をするのではないか

心配しています。