結婚したばかりの頃、
アパートにまだ住んでいましたが、
妻は左のふとん、私は右のふとんに寝ていました。
ふと、夜中に左の頬を叩かれました。
寝ぼけた状態で、痛いなと妻に文句をいいました。
よく見ると、妻の手は、気をつけしていて、
手がぶつかった様子はない。
もしかしたら足があたったのかなと思い足をみると、
まっすぐ伸びていて、
とても顔にぶつかったとも思えませんでした。
まあいいかと思い、そのまま寝ようと思い、
寝床に入り、頭をまくらにのせ、再び寝ようと思い、
上を見たときです。
天井の右すみに50センチ位の
赤いリングがぐるぐる回っていました。
これは夢かなと思いましたが、
夢でもなく、急に恐怖心が出てきて、
怖くなってふとんをかぶりました。
寝付けるか心配でしたが、不思議と気がついたら、
朝になっていました。
さっそく、妻に夕べ俺の頬を叩いたか聞いたら、
逆に妻に私の頬を夕べ叩いた?と逆に聞かれました。
更に妻は、夕べ頬を叩かれた後、
天井をみたら、赤いリングが回って怖かったと言い出しました。
その話を聞いた途端鳥肌が立ちました。
ふたりで、しばらくその話題で盛り上がりました。
その結果、出た答えは幽霊、
つまり座敷わらしかなとの結論に至りました。
この世に幽霊の存在は信じていませんでしたが、
この現象をきっかけに信じる様になりました。
後で分かった事ですが、
私達の住んでいたアパートのすぐ隣の部屋に、
老夫婦が最近引っ越してきました。
毎晩、夜中の12時頃になると、
お経を読む声が毎晩聞こえてきました。
どうやら創価学会だった様です。
おそらく、お経を唱える事により、
霊が集まったのかなと思っています。
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