ある晩の事、タクシー運転手
深泥池付近で1人の女性をタクシーに乗せました。

しかしこの女性、乗ってきたはいいものの無口だし
顔色も悪いしと運転手は不審に思っていたそうです。

もしかして幽霊か、いやいや幽霊がタクシーに乗る訳がないと思い
何気なくふと後ろの席を振り返ると、
そこに居たはずの女性は消えており女性が座っていた場所は
ぐっしょりと濡れた跡だけが残っていました。

こんな怪談を聞いた事をある方は、多くいらっしゃると思います。
今や全国各地で噂される程に有名になったこの
幽霊タクシー」怪談話の発祥の地は、京都の深泥池(みぞろがいけ)
ではないかと言われているのです。

深泥池は一見小さな普通の池のように見えますが、
氷河期から存在しているようです。

その為研究者が調査の為に訪れる事もあるようですが、
地元の方はまず近づかない場所でもあります。

それはこの池が本当は底なし沼で、近くにある廃病院の患者が、
もしくは事件に巻き込まれた誰かが沈められている
のではないかという噂もあるからです。

そして驚くべき事に、どうやらタクシー運転手は深泥池から乗車するお客さん、
特に女性の場合は「乗せない」、行き先を深泥池に指定する方がいたら、
「目的地の変更」を申し出る方もいる
ようです。

しかもそれは「乗車拒否」には当たらない
とまで言われているのですから、益々真実味が増します。

恐らく実際に幽霊を乗せてしまったタクシー運転手が何人もいるせいで、
こんな都市伝説が流れたのではないかとまで言われています。

真夜中に興味本位で深泥池までドライブをすると、
もしかすると貴方の車にも幽霊を乗せてしまうかもしれません。

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