有名ブランドのイラストを手がけたこともある
日本の漫画家荒木飛呂彦さんの代表作、
「ジョジョの奇妙な冒険」から
突然降ろされたキャラクターがいる。
「ジョジョの奇妙な冒険」5部の登場人物、
パンナコッタ・フーゴはどうして作品から
降ろされてしまったのだろう。
まず「ジョジョの奇妙な冒険」は
・主人公の名前や愛称がジョジョと言われる
・スタンドと呼ばれる特殊な能力を使う登場人物達がいる
を共通点に、
別の時代や別の場所の異なる主人公の出来事を描き。
主人公が変わるたびに1部、2部と言われる、
欠点のある能力をどう活かすのかが魅力の能力バトルマンガだ。
5部はイタリアのマフィアを描いた、
自分に利益が出れば非道な事でもやるマフィアのボスを、
正しい道を行くべきたと考える主人公のチームが裏切るという話で。
フーゴは主人公チームの仲間だったが、
巨大な組織のボスを裏切ることに反対して離脱するのだが、
それは読者にとって突然の出来事だった。
それまで強い信頼で結ばれたチームのように見え、
フーゴも考え方が大きく違うようにも感じていなかった分、
彼の離脱は不自然なものにしか見えなかった。
読者の間ではフーゴが何時か再登場すると言われていたが、
その後彼が登場することは無かった。
この作品にはスタンドと呼ばれる特殊な能力を持った
キャラがいるが、フーゴのスタンドは「パープルヘイズ」と呼ばれ、
その能力は強力な細菌性の毒。
「ジョジョの奇妙な冒険」5部が連載されたのが1995年の12月で、
同じ1995年3月には日本に衝撃を与えた、
地下鉄の車内でサリンが撒かれる事件が起きている。
こんなウワサがある。
現実に起きた事件に近い能力を持っていたから、
幾つかの団体からのクレームでフーゴは登場させられなくなった。
あれだけ世間を騒がせた事件で逃亡中の実行犯もいるのだ、
過敏に反応する人がいたとしてもおかしくはない。
フーゴが何らかの圧力で舞台から退場させられたとしても、
それを完全にウソだというのは難しいのでは無いだろうか。
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