愛に依存し両親さえ殺害した女。相手の男は学業優秀、新聞配達のアルバイトで、自分で稼いで暮らしていた。財産を築き、出世すると嘯く男により、渡辺麻里奈似の美人の人生は大きく軌道を逸してしまいました。そんな彼女の転落人生は、ひとりのろくでなし男を愛したことか、始まった。

1999年池田真弓は、両親を殺した容疑で逮捕されました。真由美は札幌で行われたイベントコンパニオンの仕事に応募します。プロダクションの社長と名乗る当時24歳の安川、副社長はフランス人の男。

面接場所は安川の自宅兼事務所で、そこに出入りするうちに、真弓は安川に睡眠薬を飲まされ強姦されてしまいます。所が女心の悲しいところ、真弓安川を愛してしまうのです。

安川には実際は収入がなく、真弓がリゾートバイトに行くといい、家を出て同棲をはじめるところから、軌道が大きく外れます。2人は日に何度も体を重ね、生活費は真弓がホステスのバイトをして稼いでいました。

安川は真弓をロープで縛ったり、性器にナスやカラオケマイクを突っ込むなど、変態的なプレイを楽しみました。尿を飲まされたり、あざが出来るほど殴られたりしましたが、すでに愛してしまったので、「何故別れなかったか」の問いには一緒にいたかったと答えていたのです。父親が2人のマンションに訪問したこと恨み、安川は真弓に両親の殺害を持ちかけます。

「人を殺さなければ金持ちにはなれない」と言われて、実行にうつしました。

当時は真弓は従犯だと思われたのですが、真弓も凶器を手にして母親を刺したと供述しました。安川は最高裁まで、引き伸ばしたのですが、真弓は上告はしませんでした。まさに転落人生です。